21.03.29 update 特集

「芸術座」という血統

『流れる』
昭和63 年5 月3 日~ 6 月30 日
昭和53 年の『やどかり』、昭和54 年の『月夜の海』に続く、山田五十鈴と杉村春子9 年ぶりの共演作。脚本を担当したのは平岩弓枝、乙羽信子、三田和代、菅野菜保之らが出演。平成3 年に再演されている。
『華岡青洲の妻』
昭和42 年9 月2 日~ 10 月27 日
原作の有吉佐和子が脚本、演出、配役を担当した初演で、於継を山田五十鈴、加恵を司葉子、青洲を田村高廣が演じた。
『細雪』
昭和41 年1 月2 日~ 2 月27 日
現在も上演され続けている谷崎文学の名作の初
演で、四姉妹は(写真左から)浦島千歌子、岡
田茉莉子、司葉子、団令子が演じた。
『雪国』
昭和45 年1 月2 日~ 2 月28 日、5 月8 日~ 7 月3 日
若尾文子の記念すべき初舞台作品で、島村を中村吉右衛門、葉子を内藤洋子が演じて、初演から2カ月後には再演されるヒット作となった。芸術座では『桐の花咲く』『女橋』『喜和』を経て若尾は昭和51年の『忍ぶ川』では、片岡孝夫(現・仁左衛門)と共演した。
『たぬき』
昭和49 年11 月3 日~ 12 月27 日
山田五十鈴が浮世節、義太夫、鳴物から落語まで演じた代表作の初演で、翌年の再演では山田は芸術祭大賞と毎日芸術賞を受賞した。昭56年には続編として『新編たぬき』として登場し、昭和58年には昼の部(前編)、夜の(後編)の合わせて8時間に及ぶ通し上演が実現。
『二十四の瞳』
昭和47 年7 月3 日~ 9 月28 日
芸術座には開場公演から出演している八千草薫が主演、大石先生役はまさに八千草のイメージであった。昭和50 年の再演では樫山文枝が大石先生を演じた。
『かもめ』
昭和55 年7 月4 日~ 8 月29 日チェーホフの名作を倉橋健の訳、マイケル・ボグダノフの演出で上演。栗原小巻、近藤正臣、細川俊之、上月晃、淀かほるら、芸術座には珍しい顔ぶれとなった。
『ゆずり葉』
平成5 年11 月3 日~ 12 月28 日
富司純子22 年ぶりの舞台で、美しい立ち姿を披露した。淡路恵子、水野久美、友里千賀子らが共演。富司は平成6年に『向島物語』、平成8 年と9 年に『祇園の姉妹』でも芸術座で主演している。
『春の雪』
昭和44年9月4日~12月27日
佐久間良子の初舞台は三島由紀夫原作の本作で、芸術座だった。相手役は市川染五郎(当時)。佐久間はその後も『花筵』(田宮二郎、緒方挙共演)、『女の一生』『簪マチ子』『東京駅』で芸術座に立っている。

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